「カミナリこぞうがふってきた」
作:シゲリカツヒコ
ポプラ社
世界感がおかしい・おもしろい絵本(私が大好きな絵本)について書きます。
絵本にうとくて、自分が小さいときに読んでた絵本は、記憶にあるのがディズニーだったり、日本昔話だったり。
「好きな絵本?かいじゅうたちのいるところかな。」なんて言ってみたかったです。映画になったときはじめて知りました。そしてファンが多いことも。名前ももちろん知らなくて読んだこともなかったです。
なので、娘といっしょに発掘していきます。
そして、記念すべき第一弾はこれ。「カミナリこぞうがふってきた」
私の感想
まず、表紙。この赤ちゃんの表紙に私と娘が釘付け。
初めて表紙を見たときの娘、1歳七ヶ月、ごろごろしている赤ちゃんが大好き。娘一目散に手をとる。わたしは、娘に似ている赤ちゃんに親しみを覚えました。
そして世界感がぶっとんでる。
主人公、アフロヘアーになっちゃったけど、あんまり驚かない。困っていない。
教室のみんなが、アフロヘアーになってもみんな普通。
この通常生活である教室なのに、ありえないことが起こっても、みんな「素」みたいな世界感がたまりません。
天上のカミナリこぞうの世界も楽しい。細かい絵の構成に魅入ってしまいます。
※ 残念ながら見開きの写真は著作権上あげない方がいいので、見ることがあれば是非。
なんというか、社会人やって働いてきて、一般的な社会通念を叩き込まれている40過ぎの頭には、新鮮すぎました。
娘の様子
もちろん娘もどこがどう気に入ってるのかわからないけれど、気にいりすぎているので、図書館で借りたけれど購入しました。
娘、毎日、毎日、読み続けた本も一ヶ月ぐらい経つとやっと飽きるのか、本を手に取らなくなります。なのに、カミナリこぞうは数ヶ月経っても読んでくれと持ってきたり、ページをめくったりします。
言葉が少しでるようになってきてたので、流れをおぼえていて「えっ!」という台詞を正確なところで言ってきて、おもしろいです。