【今日の学び】3歳児の反抗期に手をやきだしたら、大人の対応を変えたらいい話

3歳半前後から、娘のいわゆる反抗期?イヤイヤ期?自我の開花?に手をやいてました。

そんなときに、保育士の同僚が一冊の本を貸してくれました。

最初は、だけど…と思ったけど、対応を変えたら気持ち楽になった話です。

3歳半、娘の様子と私の対応

1歳や2歳のいわゆるイヤイヤ期は余裕だったんですよ。

全然困らなかったぐらい。イヤイヤ期っていうよりフラフラ期だなとのんびり思ってました。

いろんなところにフラフラ行ってしまうから。いろいろ興味あるし、しょうがないわなと。そそれなりに対応できてました。

また、要求もたかがしれていたので、「はいはい」とその要求に応えてあげてました。

そんなに「ダメ!」ということもなかった気がします。

だけど、3歳過ぎたころからやや雲行きが怪しくなり…、さらに生活がかわったこともあるかもしれません。

認めたくないけれど、母に心の余裕がなくなったというのもあるのかも。

例えばある日のできごとSNSにあげてました。

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娘・「昨日のやつが見たい!」
母・「昨日の?着物着てるやつ?麒麟がくる?今日は月曜日だからやってないよ。やってるのは日曜日だから」
娘・「なんで!やってる!(怒)今日日曜日でしょ!(怒)お母さんのバカ!」
母のせいではないのにまた怒られました 涙

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またある日のできごと

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休みはテレビ解禁。娘はアナ雪やソフィアをを楽しみにしている。そして、もう見終わってしまった後の会話。

娘「今日はお家でゆっくりしたいから、アナ雪見る」
母「ゆっくりするのいいよ。昼ごはん食べてから見よう」
娘「いやや!いやや!」
母「だってもう見たやん。」
娘「いやや、いやや。今見たい!」
母「じゃ、図書館行ってから昼帰ってきてごはん食べてから見よう」
娘「図書館行ってジュース飲む!」
母「ジュースは買わんよ。」
娘「いやや、いやや、ジュース飲む」
母「図書館はジュース飲むところじゃないよ」
娘「いやや、いやや。もぉー、バカ!バカ!」
母「(毎回バカと言って母をカチンとさせる)じゃ、図書館行かんよ」
娘「いやや、図書館行く。うわぁーん(泣きくずれる)」

最近、「バカ!」と言うのが彼女の最大の侮蔑言葉で、憤り、言葉がでないときによく言ってます。

そして、さもいじけている風に三角座りします。

3歳、会話ができていいんですが、こういう不毛な会話もできます。不毛すぎて記録してみました。

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もうほぼ毎日あるので、本気で向き合うとやってられないとSNSで面白おかしく書いてました。

娘、「ウワー!!」とキレるというか、かんしゃくを起こすと、私もこれまでそんなに怒ることがなかったのに怒ってしまい、ほどほど困ったとなってました。

私の対応をどうかえたか

そして同僚の保育士が貸してくれた本はこちら。

各年齢ごとに、その特徴が書いてあるのですが、下記のように具体的に書いてくれているのでとてもわかりやすいです。

他の本はさらりと書きすぎていて頭に残らないのに、この本の著者は保育園を運営されている方なので、それはもう具体的。

その行動の深い意味などもわかり、そうなんだ!となんかわかった気になります。

一応全部読んだのですが忘れてしまうから、4歳になったらまた借りようとおもいました。(いや、もう買えよって感じだけど)

そして、現在の問題のあのすばらしく怒るその理由、そこにはなんと…「尊重」という言葉が!

「ボクの要求を否定することは、ボクをないがしろにしたことだ」と感じ、ひっくりかえって怒るなどダダコネがはじまります。

要略

2歳の子どもの要求には、常に二つの意味があります。ひとつは、言葉で表現されたとおりの要求です。

「おんぶしてほしい」と言ったなら、言葉どおり、おんぶされたいという要求がこれにあたります。

その裏側に、もうひとつの要求があります。「ボクを尊重して!」という自我の要求です。

第一の要求だけならば、かなえられなかったとしても悲しくくやしいだけですが、第二の要求がかなえられなかったときには、怒ったり、ダダコネしたり、はげしいかんしゃくを引き起こされます。3歳中ごろまではとても扱いにくい時代です。

今まで、育児書みたいなものをいろいろ読んできてましたが、「尊重」という言葉は初耳でした。

特に言葉が話せるようになってからは、なまじ言葉がたつものだから、尊重なんてとてもできてないことに気づきました。

この本の例えには「おんぶ」とあったがため、私は「おんぶ」や「だっこ」はしたいと言ったときには、できるかぎりしてあげるようにしており、それより困っているのが「お菓子食べたい!」「ジュース飲みたい!」「アナ雪みたい!」。

だから、でも…となってしまったわけです。ダメなものはダメだし…。

知らず知らずこうしなさい!的に上から目線の強制で、そこにある思いは「あなたは何もわかっていない小さな人でしょ!わたしの言うことを聞きなさい!」になってた気がします。

では、どうしたらいいのか?文章は続きます。

子どもを尊重するには「思い」を尊重すること

でた!思いを受け入れる。それはどんなことでしょう。

 家庭で、親が夕食後の洗い物をしているとき、子どもが「アソンデ」とやってきます。あそべないわけではないけれど、できれば洗い物を終えてしまいたい。

「あとでね。」と言うと、子どもは「アトデジャナイ!アソンデ!」とひっくりかえてダダコネをします。こんなとき、子どもの「思い」をくんだ対応とはどんなものでしょうか。

 「いいよ!あそぼうね!じゃあ、(そのために)大急ぎで洗い物をしちゃうからね」と伝えます。

子どもは「ジャ、積木ヲヤッテ待ッテル。キレイニアラッテネ!」と気持ちを切り換えて、ひとりであそびはじめるでしょう。

「あなたの思いは伝わったよ」ということを伝えるだけで、自分は尊重されたと感じ、子どもは「今は何をすべきか」と気持ちを切り換える余裕を持つことができます。

ここでもまた「アソンデ」ならこの対応ができる。なるべく片手間にならないように要求は満たしてあげたいと思っている。

でも「お菓子食べたい」には「いいよ、お菓子あとからあげる」はしたくない訳です。

そこで、その同僚の保育士に訴えたわけです。「要求を受け入れることができない」と。

そうすると「う~ん、言い方なんだけどな…」と言うわけです。

「言い方」…。

とりあえず、その保育士が保育の現場で声掛けをしているのを思い出してみました。

そう、「○○ちゃんは、△△がやりたかったんだね」とよく言っているなと。

ということで、お菓子をあげることはできないけれど、速攻「ダメだよ」という前に、「むすめちゃんは、お菓子がたべたいんだね」と言ってみる。

更に「むすめちゃんは、さっきもお菓子たべたでしょう、お母さん太ったらイヤだから、また明日たべよう」とか言ってみたりします。

これで、劇的にかわったかというとそういう訳ではなく、虫の居所が悪いと、ものすごい怒ったりするけれど、なんとなくましになり、なんとなく私も楽になった気がします。

また、なんとなくこのすごい怒りの理由がわかったからか、なんとなく私は落ち着きました。

いろいろキーワード

ちょうど、娘の怒りやDV(すぐ手がでて叩いたりけったりするので冗談でDVと言っていた)にほどほど困っているとSNSにアップしたところ、同じ年ごろの子を持つお母さんがわかる~と。

さらに、なんか話のついでに昔読んだ『子どものまなざし』のネタを思い出し、よみかえしてみると…。

子どもの要求を満たしてあげるように心がけながら育てる

出典:子どもへのまなざし』 佐々木正美

そうだったと。

他、すくすく子育てもたまたま刺さった言葉とかがこちら。

イヤイヤ期とは、イヤ を繰り返し 好き を見つける 自分探し の時期

困ったとき、真剣に向き合い過ぎない。笑いにかえる、聞かせる VS 聞かないバトルではなく、第3の道を

そしてやっぱりこの言葉。

一度気持ちを受入る。

なんとなくですが、こんな言葉でどうにか娘の怒りを流せているような気がします。私がこの娘の怒りに対してそんなに頭にくることがなくなっただけでも楽になりました。

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