子どもが生まれたばかりのころ、絵本選びに困りました。何を基準にしたらいいのだろう?と。
絵本音痴の私。有名どころも全く知らないので、とりあえず、○○歳児におすすめというのにしたらいいのかなとか。
しかも、0歳児からの絵本は謎すぎた。子どもが生まれてから、服にしろ必要なものが、はじめてすぎて調べること多すぎ!と思ったものです。
で、絵本。いい本がありました。
『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』
すごいです。92歳なのに「モンテッソリー教育」と「アドラーの心理学」を基本とした保育を足利市でしているおばあちゃん保育士さんです。
子どもが生まれたばかりの頃は、子育て本ばかり読んでいたけれど、4年が経ちそんなに読まなくなってました。
通わせている森のようちえんのスタッフがいろいろ教えてくれることもあり助かっています。
そんな中、久しぶりに読んだこの子育て本はなかなか良かったです。森のようちえんの考え方に共通することも多々あり、恐れ多くもですが、「やっぱり!」とか「わかる!」とかいう感じでした。
その中でもこれはもっと早く知りたかった!と思ったのが絵本について。
なんとなく、そういうことじゃないかなと思っていました。いろいろな本をあちこち読んでいて。
お母さんとのコミュニケーションとか、お母さんが楽しく読んだらいいとか…。そういったことが、きちんとまとめられており、経験から語られていました。
ということで、絵本選び。
絵本選びは正解はありません。ただし、絵本にしつけをさせないでね。
“「教育にいい絵本」なんて都合のいいもはありません”
“絵本にしつけをさせよう、あわよくば勉強の足しにしよう、なんて思わないで ”
“えほんとはあくまで、親子で「楽しむもの」です”
私は子どもと遊べないので、絵本はコミュニケーションの一つで良いのでは。膝に乗せて読むだけでいいのでは。と思っていたので、やっぱり!と思いました。
ちまたでいう○歳にはこの本といった、おすすめ本や有名な本を調べることに、ついつい気がいきがちだけど、母の好きな絵本でいいかと最近割り切っていました。
しかし、絵本おんちの私はこういう風に考えるまではなかなか時間がかかったので、早くこの情報知りたかったなと思いました。
10年以上読み継がれていて、お母さんが好きなもの
もともと本の一番最後にある「奥付」(出版社や印刷会社が書いてある)の、いつ発行なのかや重版情報を見るのが趣味で、必ずと言っていいほど、本を手に取って一番か二番にみてました。
そう、絵本の重版はすごい。100とか200とかあってびっくりします。ちなみにこの「92歳の現役保育士が伝えたい…」本も2019年発行で、2020年で既に7刷です。けっこうすごい。
ここで、私が嬉しかったのがこの本の作者、92歳の保育士である大川さんも、あの有名な「かいじゅうたちのいるところ」の絵本も、なんとなく絵が好きではないという理由で手をつけていないとか。
私も「かいじゅうたちのいるところ」は、実は絵が好きになれなくて、周りの人が好き〜と言っているのをよく聞く度になんとなく罪悪感がありました。
そうそう、有名で好きな人が多い本だって、自分の好みとあわなかったら読まなくていいんです。と後押ししてもらった嬉しい解説でした。
絵本は「むずかしすぎ」はあっても「やさしすぎ」はありません。
これは、「なるほど!」と思いました。実際4歳になった娘はどんなに小さいときに読んでいた簡単な絵本も聞いてくれます。
逆に小さな子が絵本に集中できず離れて行く場合は「むずかしすぎ」なのかもと。
なので、0・1・2こどものとももとりあえず取っておこうと思いました。