海士町に引越を考えられている方、未就学のお子さんを持つ方、海士町って保育園あるの?どこに遊びに行くの?という疑問あると思います。そういったことを網羅しようと思います。
この記事のもくじ
海士町にある子育て関係の施設
[預けられる]
保育園など
・けいしょう保育園(定員60名)0歳〜未就学児
・お山の教室(定員14名)3歳〜未就学児
育児ヘルパー派遣事業 海士町役場健康福祉課
・育児ヘルパー派遣(生後6ヶ月まで)
子育てサポート事業 支援センターつぼみ
・子育てサポーター派遣
[遊びに行く]
町営の正式な支援センターは一つ
・子育て支援センター つぼみ(けいしょう保育園併設)
遊びに行ける場所
・あまマーレ(海士町教育委員会)
・保健福祉センターひまわり(海士町社会協議会)
・公園がいくつか
遊んでいい場所ではないけどよく行く場所
・図書館
・フェリー乗り場 キンニャモニャセンター
・ムラーズファーム
[預けられる]けいしょう保育園
海士町の昔からある私立の保育園です。
公立ではないですが、認可なので料金は公立の保育園と同じで家庭の収入によって決まります。
創業50年をほこり、戦後お寺からはじまった保育園は、第一、第二けいしょう保育園と二つあったそう。
おそらく少子化や建物の老朽化などで2007年度に新しい建物を町が建てて60人定員でスタート。2013年度に待機児童がでたので定員80人になりましたが、最近おちついて2021年度ぐらいに定員60人に戻ったよう。
町営の幼稚園や保育園もあったそうなのですが、少子化により廃園になり、0歳〜未就学児まで預かってくれるので、海士町の子どもはほぼみんなここに行っているという感じです。
安心・安全を徹底していて、いろいろなことをやってくれるので親さんの負担も少なめです。季節のイベントを取り入れて七夕集会や節分集会など行事をおこなってくれます。
天気がいい日はほぼ毎日園庭で1時間程度遊んだりしますが、お散歩などはありません。
食事は保育園内で作られている手作りで、食育、伝統行事である神楽に力をいれている感じです。(それだけではないと思いますが要略で)
[預けられる]森のようちえん お山の教室
上記の保育園と違った感じで最近はじまったのが お山の教室。もっと外で自然で遊ばせたいという親さんや関係者ではじまりました。
森のようちえんとは、デンマーク発祥と言われており雨の日も雪の日もいつでも野外で遊び、自然を通じて、様々な経験や感覚を掴みます。
また、保育方針も見守るなので、先生は先生ではなく、上から指示をするということを極力避け、子どもたちに考えさせて決めさせ、調整させ、もみあいやけんかもにも、通訳として立ち会いますが、一方的に謝らせることはしません。
この島の森のようちえんの特徴は、島をまるごと遊び場と考えて、メインフィールドを決めてはいるものの、いろいろな場所、集落に遊びに行きます。海で遊んだり、地区の高齢者と遊んでいたり。
サイトやFacebookを見てもらうのが一番分かりやすいです。
[預けられる]育児ヘルパー派遣
育児ヘルパーさんとは、登録している島のおばさまたちが出産後半年の間、ヘルブに来てくれます。お料理を頼んだりお掃除を頼んだりできるとか。
これ、私は利用しなかったんです。いろいろあって出産三週間後に島に帰ってきて、二人の両親のヘルプも頼まず、夫と二人でなんとか生活ができて、健康だったし。
めったにない私の用事のときも夫がみてくれたりしたから、利用しちゃダメなんだろうなと思って。どんな人が来るのかわからなかったということもあり…。
今思うと利用したらよかったなと思います。出産後の三ヶ月は冬だったので、あまり出歩けず家にこもっていたので、日中やや病んでました。
話ができない未知なる赤子と8時間ぐらい×週7日。人が来てくれるのを楽しみにしてました。そんなとき、月二回でも頼んでいたら、おばさまのおいしい手料理と赤子以外とのおしゃべりが楽しめたかと思うと…。
[預けられる]子育てサポーター派遣
登録されている方は育児ヘルパーさんとかぶるような気がしますが、なにが違うかというと、問合せ先。ヘルパーさんは町役場健康福祉課。サポーターさんは支援センター。
また、ヘルパーさんは利用上限が20時間とありますが、1日何時間の上限はあったと思いますが、利用するのに上限はないと思います。
こちらも、私は言いづらくて頼むことができませんでした。
私が週1回働き始めたとき、保育園は待機児童がでたため一時保育の利用ができず、サポーターさんも利用できるのかどうかわからなかったからです。
ちまたの噂では、サポーターさんはサポーターさんと時間が合わないとなかなか利用できないということが流れていました。
保育園の方に一時保育とサポーターの登録書を提出した際、「一時保育は利用できないですよ」と言われ、保育園=支援センターと思っていたので、「ダメなんだ」と支援センターの方に直接相談することもできませんでした(妙にここで小心者)。
私は途中からできた託児所に預けることにしたので、三ヶ月どうにか夫と調整しておわりました。このとき、たったの週1回なのにたいへんだったな〜。
ただ後から聞いた話では、待機児童がでていたため待機になった方や、一時保育が利用できない方は最大限(ほぼ毎日だったり)利用していたらしいです。笑
[遊びに行く]子育て支援センター つぼみ
けいしょう保育園が町より委託を受けて運営しており、けいしょう保育園の敷地内にあります。
妊娠から子育てケアと活動はなっていますが、妊娠中に関してはなにのケアもイベントもなかったのが残念だったです。
子育て中になれば、週に一度イベントがあるのでそこでやっとこさママと会えます。
おもちゃづくりや料理教室だったり、けいしょう保育園でおこなう季節の行事のイベントにいっしょに参加したりできます。手作りのおやつが出るのも嬉しいです。
ものづくりが好きではなかった(苦手だった)ので、クリスマスや節分だったり季節のイベントは楽しみに行ってました。
日曜日以外は毎日開いているの、自由に遊びにいけます。おもちゃも充実しています。園庭も開放されているので遊んでいいはずです。ただ、遊んでいる人はみかけないのですが…。
また、健康福祉課が保健士さんを派遣して、子どもたちの身長・体重を計ってくれる健康相談も月一度ほど行われています。
[遊びに行く]あまマーレ(海士町教育委員会)
廃園になった第一けいしょう保育園の建物をリノベーションしてコミュニティ施設として利用しています。
2013年に保育園の待機児童が出たときに、支援の一つになればということで、教育委員会が2014年に常時開館するようになりました。
なので、大人向けのイベントはもちろん、子ども向けのイベントもおこなわれています。
元保育園なので、園庭で遊ばせたり、砂場で遊ばせたり、「子どもの部屋」という名前の部屋もあるのでおもちゃで遊ばせたりできます。
建物の中は、こじんまりしているので子どもが廊下や部屋で遊んでも目が行き届く広さで、自由に遊べてすごく使いやすいです。
図書館の分館にもなったので、絵本もあるし、その場で借りることもできます。
土日は親子だったり、大人がくつろいでいたり、小学生から高校生までの子が宿題や勉強をしていたりします。
平日のは親子が来るのは少ないので誰にも会わなかったりしますが…、人の目を気にせずゆっくりと過ごせます。
また、古道具やさんという島内のいらない食器や家具をひきとり、格安で販売しているお店もあるのでときどきのぞくと楽しいです。
[遊びに行く]保健福祉センターひまわり(海士町社会協議会)
主に老人の介護の施設です。入ってすぐの大きなホールには老人がくつろいでいます。本当はそこで老人たちにかまってもらいながら子どもを遊ばせてみたいのですが、なんともそんな雰囲気ではなく、奥の奥にある孤立しているキッズルームで遊んだりしています。
遊具は、あまマーレより充実していて、室内滑り台からなにからなにまでいろいろあります。
利用している人はけっこう利用しているようですが、私はこの隔離されているのが息詰まるので、あまり利用していません。
2022年8月8日更新
しばらく行ってないひまわりだけど、運営している社会福祉協議会の冊子をみると、場所も変わり、入ってすぐ奥のあたり。
おばあちゃんたちがくつろいでいるホールとゆるやかにつながっているようだ。
冊子を見る限りすてきな感じになっている。
出展:海士町社会福祉協議会 2022年5月発刊 より
[遊びに行く]公園がいくつかと隠岐神社
公園は東京のように大きな緑あふれる公園がないのが特徴的です。
きっとそこらじゅうに緑が溢れかえっているので必要さを感じないだなと思います。
広い校庭のよう平な敷地の端っこに遊具があります。大きな木に木陰ひとつあればなと思うのだけれど。
ひまわり公園/宇受賀(うづか)公園/北分(きたぶ)公園とあります。写真がなかった…。
唯一隠岐神社は神社だけあって緑あふれていて参道もゆるやかに距離があるので散歩するにはちょうどよいです。
[遊びに行く]図書館
僻地の場所、山の中や島には信じられないことに図書館がない町が多いです。
私が以前住んでいた高知の山の中にも気持ちばかりの図書館があり、公民館の小さな一室に、平日12時〜13時、土日はお休みだったりします。(いつ行けばいいんだ!)
海士町の図書館も昔は公民館のロビーにあっただけだったらしいですが、島まるごと図書館プロジェクトで港や地区の公民館いろいろな場所に本を置き図書館とし、その流れからやっとこさ本館ができたという経緯。
セルフカフェ機能があり、コーヒー飲みながら田んぼを見ながら本を読めるすてきな図書館。
図書館に子どもなんて、というかもしれないけれど、ここの図書館はおおらかで小さい子が少しばかり遊んでも大丈夫。ちょっと声をだしても大丈夫。また隣の和室で遊んだりできます。
絵本の読み聞かせも三ヶ月に一回ぐらいのペースであるので参加したりします。
絵本ももちろん充実。この前に蔦屋のおしゃれバージョンT-SITEに行って絵本を見ていたら、図書館にある本が並べられていて、あれ〜これ買わなくても図書館でいいわと思ってしまった。(娘の反応を見てから買う)
図書館の詳しい話は、
灯台もと暮らし 【島根県海士町】島と子どもの未来を変える「島まるごと図書館構想」
[遊びに行く]キンニャモニャセンター
キンニャモニャセンターとは本土からくるフェリー乗り場とお店がミックスした建物です。だから遊びに行く場所ではありません。
野菜や魚など日常の買い物ができるお店(しゃん山)が常設されているので、買い物ついでに遊んでいます。
フェリー乗り場なので、フェリーの発着時間以外は人がほとんどおらず自由に遊べるので、娘はエレベーターで遊んでみたり、カートで遊んでみたり、公衆電話で遊んでみたり、人の目を気にせず遊ばせています。
併設している観光協会やコンビニにみたいなお店 常識商店のスタッフもおおらかに見てくれます。
[遊びに行く]ムラーズファーム
ドイツ人の方が経営されているオーガニックファーム。
平飼いのされた卵が安心・安全そうで、卵はいつもここで買っています。野菜の味も力強くてとてもおいしい。
そのファームに鶏はもちろん今はヤギがいます。それだけなんですがオーナーと知り合い(というか町の人はだいたい知り合いになっていく 笑)なので、ときどき動物たちを見に、卵をかうついでに遊びにいきます。