【隠岐 海士町】空き家はあるけど住むところがない 住宅事情

空き家はたくさんあるけれど住む家がない。(町営)住宅はたくさん建てているのにほぼ満室。新しく移住することになっても、住む家がない!となる、海士町の住宅事情です。

まず知識として、島には不動産屋がないのです。同僚は、引っ越してくる前に「海士町・不動産」でグッグたと言ってました。そうか普通は不動産屋さんに行くよね。ということで、住宅探しから本土とは違う島事情。

どんなところに住めるのか?

住めるのはこのパターン

・町営住宅(新しく建てた住宅・ゆうあい住宅・シェアハウス・プレハブ住宅)
・職場が用意している住宅(空き家など)
・知人経由で借りた家

お家はコンクリート4階建てみたいな団地っぽいのがほぼなく、だいたい平屋、もしくは2階建てというのが特徴かもしれません。

町営住宅

町営住宅といっても様々な種類があります。

新しめの住宅

町役場が新しく建てた建物、ここ数年たくさん建てられてます。ちょっとした住宅街ができてしまうほどです。

ちょっと古いのから新しいものまで様々。一人暮らし用から家族向け、木造が最近は多いけど、コンクリートっぽいのもあります。

仕様も様々で、木のにおいがしそうなものから、マンションの一室のようなものまで。

一人暮らし用の4軒長屋の外観はこんな感じ。トップの写真も新しい住宅。

ゆうあい住宅

町役場が町の人から10年間という期限付きで借りて、町が補修し貸し出しています。ぱっと見たら古いけれど、中は改装されていてきれいです。特に水回りはキレイになっているイメージです。

昔からある家だから、隣近所が昔ながらの人が住んでいることが多い。

シェアハウス

ゆうあい住宅と似ていて、きれいめの大きな古い家を町役場が改装。4人ぐらいが住めるようにしているのがシェアハウス。

個室6畳ぐらいがプライベートスペースであり、キッチン・リビング・お風呂・トイレが共有。冷蔵庫や食器、電子レンジが設置されているので、買いそろえなくて良いという利点があります。

どんな人が入ってくるかわからないドキドキ感はあるようだけど、だいたい島に働きに来た一人身の社会人が入居している。

プレハブ住宅

そして、2022年1月ぐらいから謎のプレハブ群が出現!

突如出現したときの衝撃と違和感がすごかった。

瓦屋根の家の景観が美しい島に突如建ったプレハブ。

外観的には最悪。住み心地はわからない。

町の施策らしいのだけど、情報を拾ってなかったので詳しいことがわからない町営住宅。

住宅が足りない問題をどうにかしろ!という議員さんに、緊急で答えたようだというのを聞いた。噂…。

私は臨時の避難用なのかな?と思っていたのだけど、仮設なのか、永久住宅なのかは謎だったけど、永久住宅みたい。

2022年4月からは人が住みはじめてる。えー!

私は、島の住宅を含む美しい景色(本土じやありえないぐらい整っている景観)がとても気に入っていたので、かなりのショック。

ここは海前で眺望はいいけれど…違和感しかない。

職場が用意している住宅

海士町の町営住宅には教員住宅だったり、第一次産業者向けの住宅だったり、交流施設という名前だったりします。

そういった住宅は要は資金の出所が違うのですが、教育委員会だったり、地産地商課だったり、観光協会だったり。

新しいく建った住宅など、いろいろなお金の出所の住宅があるけれど、○○町営住宅という名前でまとめて管理しているのは海士町役場の環境整備課。

なので、職場が環境整備課を通して用意してくれたりします。

もしくは、町営住宅の入居が困難なため、あらかじめ職場で用意しいてくれている住宅もある。空き家をキープしていたり、シェアハウスとして住んでいるようです。

知人経由で借りた家

海士町に地元の知人がいれば強いです。

地元の人は、だれそれと親戚というつながりがとても広く、強いです。なので、そんな空き家が!みたいなところを貸してもらえたりします。

住めればラッキー、選択肢があったらもっとラッキー

というこで、住宅は建てられているけれどだいたい満室と言われている。

私が9年前に仕事が決まって島に引っ越しすることになった時も、1週間前まで決まらなかったし、家問題は新規採用したときのどの職場も悩み事。

家があればラッキーといった感じ。住む地域や住む場所もあまり選択できません。

イヤ、できませんでしたというべきか。最近(2020年現在)は選べたという人を聞いたこともあります。

そして、なんとかみんな住めている気はします。気だけ…。

職場で新しい職員を募集したときに、3カ月前ぐらいに家を借りる申請をちゃんとしていれば、4月からはなんとかみんな住めているようなのですが…。

そもそも空き家はあるのに、なぜ住めないの?

これは日本全国のどの地域でも問題になっていることです。

長らく人は住んでいないけれど、お仏壇があったり荷物を整理をしていない、はたまた年に1回ぐらいは帰省をするなど。

更に、相続問題などで売るにも譲るにも、親族の承認を得るのがたいへん。親族が何人もいて把握しきれないということもあるみたい。

なので、昔ながらの住宅地が空き家ばかり、もしくは高齢の方ばかりで子どもがいないというエリアもあります。

住むところを探したかったらどこに行けばいいの?

島には不動産屋さんがないのです。

家を借りたければ不動産屋さんに行って、様々な物件を見るのが普通ですが、コンビニもなく信号機も一つしかない島の事情は異なります。

では、どこで家を頼んだらいいのか、海士町役場の環境整備課が窓口となり、町営住宅などを管理をしています。

だいたい仕事を決めて来るか、町のどこかの課を通して来るので、職場だったり窓口の担当課が、環境整備課に申請書類をだしたり、家を探してくれる(世話してくれる)のが通例となっています。

私の場合は?

私は、仕事を決めて行ったので職場の上司が家を探してくれていました。

引っ越し予定の1週間前でも決まらずドキドキしましたが、なんとか家が探し出してくれました。

私の住んでいる家は、職場でキープしているというより、上司の知人のつてで見つけてくれた家です。

なので、町営でもゆうあいでもなく、大家さんが近くに住んでいるので、大家さんに家賃を払っています。

驚いたというか、受け入れるべきなのは、家が想定していた地域ではなかったこと。

Iターン(移住者)がたくさん住んでいる住宅街(東・北分地区)があるので、そこらへんに住めるのかなと思っていました。

自転車通勤をしたかったので自転車も買って行ったら、山越えがあるところでした。自転車通勤、無理!

写真は、ここに住むのかなと思っていた住宅街です。

更に、私が住んだ地区は当時はIターン(移住者)が一組しかいない地区だったので、回りの地区の人も恐らく対応に困ったのではないかと思います。

それでも、地域の行事になにかと声をかけていただきました。イベントが少なく、ほどよい距離感でそっとしてくれている感じがよかったです。

更に、私ともう一人、同時期に移住者が入ったことで、おそらくそんな粗相もなかったためか、家を貸し出しする人がその地区に増えたのは嬉しいことでした。

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