【レビュー】絵本「こどものとも」を定期購読している訳 

いろいろある絵本の定期購読で「こどものとも」を選びました。そして2年ぐらい続けています。

この記事のもくじ

そもそも絵本音痴な私

本は読む方なのですが絵本についてはとても疎く、「大好きな絵本は?」と聞かれても、なくて困る人間です。

これは思いおこせば、自分が絵本を買ってもらった記憶がない、姉の本はたくさんあるけれど、自分の本、もちろん絵本さえないという苦い記憶。子育てっていらないことまで思い出して恐ろしい。

そう、だから絵本の有名どころも、有名作家さんももちろん知らない。

そんなのでも、本好き、本屋好き。背表紙や平置きしている本を見るだけで楽しい。ほぼ週1回ぐらいの頻度で学生のときから働いているときもずーっとやっていた私。

富山に行くことがあり、富山市に寄ることがあり、そこでわざわざ子ども本専門の古本屋に立ち寄るという。

子どもの本の古本屋「デフォー」

そこで、もうすぐ1歳になる娘とフラリと行き、音痴な私、なんとなくおすすめを聞いてみたら、なんだかドンピシャリな絵本を紹介してくれた。

『ぐうぐうごりら』文: 神沢 利子 絵: あべ 弘士

絶妙によかった。イラストは後から知ったのだけど有名なあべ弘士氏。このときはじめて福音館の『こどものとも』シリーズを知りました。おすすめしてくれて店員さんに感謝です。

定期購読で検討したところ

童話館

童話館は図書館に冊子あり、絵本との関わり方や読むことへの姿勢などが書かれていて、やぱっり絵本っていいんだな〜と思いました。この冊子が秀逸で、三冊ぐらいあったのを読み込みました。でも定期購読に至らず。

『童話館 ぶっくくらぶ』
・毎月来る本 2冊
・料金 毎月平均2,100円~2,500円前後(税・送料)
・送料 200円
・支払方法 口座振替/クレジットカード 他

クレヨンハウス

こだわりの子どもの絵本やおもちゃ、オーガニックな商品で有名なクレヨンハウス。

クレヨンハウスが発行する『月刊クーヨン』は、娘を産んだ頃、特集が気になりすぎて、図書館にリクエストして定期購読してもらうようになりました。

そう、そんなクレヨンハウスのセレクトの絵本も間違いないだろうなと思いました。

『クレヨンハウス ブッククラブ』
・毎月来る本 1〜2冊
・料金 年間23,700円(税・送料別)※2019年度年少コースの場合
・送料 390円
・支払方法 自動引落し/郵便局の一括前払い(預かり金)※クレジットカード不可

福音館

言わずと知れた絵本の王道出版社。書きながら気づきましたが、福音館の定期購読だと福音館の本しかこないんですよね。当たり前たけど。

定期購読、既存の絵本の定期購読もあるのかしら?と調べてみましたが、やっぱり『こどものとも』シリーズしかないよう。

『福音館 こどものとも』
・毎月 1冊
・料金 440円(税込)※年少版
・送料 110円(本屋で定期購読と保育園での定期購読などは無料)
・支払方法 いろいろ

決め手はなんと…。

もう、ほんとうに内容もなにも関係なくて申し訳ないのだけど、形が全部同じなところが決め手です。

絵本の形っていろんな形があって並べたときにカタカタして見苦しいので苦手でした。

そう、まさかの形!そこ! すみません。

更に言うと、この『こどものとも』が初出でハードブックになった有名な本がいくつもあるみたいだということ。私が持っているのでもこちら。

そういった人気になるだろう新作も読める訳だし、金額が本当に良心的で。

こどものとも 購読してみての感想

0.1.2 からはじめました。0.1.2は厚手で赤ちゃんが乱雑に扱ってもびくともしない。嘗めても、齧っても、投げても大丈夫。いいです。

0.1.2は「赤ちゃんがいい気持ちになれる絵本」とのことで、文字も少なくシンプルな感じ。読むのも楽でした。

1歳2ヶ月ぐらいに「ふゆのき」というのを読んでいたら、「あっ、あっ」と色とりどりの鳥に反応したり、「じゅうじゅうじゅう」という本もいっしょに「じゅうじゅう」と言ってたり、なかなかおもしろかったです。

ただ勝手な想像なんですが、「こどものとも」を作るのに年間予算があって、とっても力が入っているやつ(予算をかけてそうな絵本)もあれば、Adobeのイラストレーターでさっさと描いたんだなと思ってしまう(予算なし)本があったり、同じ「こどものとも」と思えない質のときがあります。この「かぁかぁかあさん」があったときには脱力しました。

   

それで、娘が1歳半ぐらいになったとき、私がなんとなく物足りなくなったことと、メルカリで12冊買ってしまい、なんだか0.1.2版が増えてしまったので2〜4歳向けの年少版に移行しました。

年少版はかなり薄手の冊子な感じですが、絵や内容が0.1.2に比べたら複雑になった感じです。

1歳半の娘ですが、まあまあ聞いてくれました。

定期購読をしているとなにがくるかはドキドキするもんですが、実はサイトを見るとわかります。だけどイチイチ見てません。

特に、「この絵本ないわ〜」というイラストだったりして、図書館では絶対手に取らなさそうなのが来たりします。

それでも不思議なことに娘のくいつきはよかったりします。そういう意味では定期購読は親の好き嫌い関係なく読めるのがいいなと思ってます。

最近ヒットはこれ。「ものうりのうた」。

これはヤバい。絵が古い!私なら絶対ないです。これ。なのに、娘3歳。「ぴろり〜らり〜 ぴろりらりり〜」とラーメンの音色をよく歌ってます。

私は島に住んでいて物売り屋さんは来ないので、娘は「やきいも〜やきいも〜」とさえ聞くことはないと思うのですが、食いしん坊の娘「やきいも〜やきいも〜」と歌ったり。なんだかよかったです。

あと、「くびかざり」。これなんかもイラレでさっと描いたふうなんですが、首かざりの動きがなかなか良くて、娘はよく読んでと持ってきてくれました。

その他に、「うえからみたり よこからみたり」は視点がおもしろいし、魚の写真撮影家で有名な中村征男さんの「あっぷっぷ」だったり、『絵』以外のものが届くのも楽しいです。

最近、気づいたのですが、0.1.2版と年少版がサイズが微妙に違ってました。残念。

今は年少版が1年を通しでだいぶたまったので、次は3〜4〜5歳向けの「ちいさなかがくのとも」に行こうかなと考え中です。

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